目的に応じたANAの使い分けがポイント
温泉地のあり方について新しい課題が明らかになったといえる。
Jでは1999年9月〜2000年6月まで、「J温泉キャンペーン『わたしの好きな温泉地』人気投票」を実施した。
Jで宿泊の中込みをしたお客様に対してのアンケート調査で、総サンプル数は5万人を超えている。
これまで訪れた中で最も好きな温泉地と、温泉地での楽しみ方を10タイプ2人でのんびりする、家族で楽しむ、夫婦で楽しむ、グループ・団体で楽しむ、気軽に何回も行きたい、地元の味を楽しむ、風呂を堪能する、自然環境の良い、風情や情緒を楽しむ、温泉街の賑わいを楽しむ)に分けて、それぞれのタイプごとに最も行ってみたい温泉地について回答してもらっている。
N社が1998年から毎年実施している全国4000人を対象としたアンケート調査「全国旅行者調査」では、「行ってみたい旅行タイプ」で「温泉旅行」が98年調査から5年間常にトップとなっている。
これを「最も好きな温泉地」5位までにランクされた草津温泉、登別温泉、由布院温泉、城崎温泉、白骨温泉でみると、それぞれ上位3位までの理由は「温泉の効き目22カ所」「山の眺め21カ所」「お湯が熱くて豊か1カ所」「お湯の香り2カ所」「お湯の色1カ所」「温泉街の静寂さ2カ所」「外湯巡り2カ所」「蟹が美味しい1カ所」となっている。
このように、温泉地の魅力は温泉そのものと温泉街、そして周辺の自然環境ということができる。
温泉旅行の人気は常に第1位で不動である。
前述した温泉そのものと温泉街、および自然というようによりシンプルになり、これまでの温泉地経営、旅館経営には見直しが求められている。
N社の「旅行者動向調査」でも、ように旅行者が温泉に求めるものは、重要なことは温泉地自体のアイデンティティの確立であり、同時に温泉資源を含めた自らがもつ資源の見直しと、草津温泉の「女将さんのおすすめマップ」や黒川温泉の内湯巡りのような取組みに代表される「歩いて楽しむ温泉地」づくりである。
それぞれがもつ立地環境、資源、歴史などをもとに、消費者が求めているニーズ。
に対応した魅力ある温泉地づくりが望まれている。
個の旅館だけでなく、共同浴場や足湯など昔あった温泉関連地域全体で観光客をもてなすために、施設の復活や、自然やまちを散策するための散歩道マップやガイドシステムの整備などを進めることが重要である。
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